平成31年度 感染症に関する研修会(第1回、第2回)

感染症対策委員会が感染症に関する研修会を行いました。

第1回 感染症発生時の対応について

 ~目的~

    ①利用者感染症対策マニュアルの実践
      利用者感染症対策マニュアルに基づき、利用者が感染症発生時に迅速で適切な
      対応ができるよう研修を通し知識を身につける
    ②感染症に伴う勤務可能日マニュアルの実践
      感染症に伴う勤務可能日マニュアルに基づき、感染症発生時に各自適切な
      判断と対応ができる

 ~開催日時・場所・参加者数~

グループ名 開催日時 開催場所 参加者数
特養いきいき 令和1年6月18日
14:30~15:00
面談室3 9名
特養のんびり

令和1年6月26日
14:30~15:00

会議室 11名
特養なごみゆったり 令和1年6月27日
9:30~10:00
面談室3 11名
特養ほのぼのゆうゆう 令和1年6月26日
9:30~10:00
家族室 12名
デイサービス 令和1年6月25日
17:00~17:30
デイホール 22名

 ~研修内容~

  ・感染症対策委員が目的に沿った問題を作成し、研修時参加者に配布
  ・参加者各自が回答を記入後、グループで意見交換を行い、研修委員会の示した回答と照会し
   感染症発生時の対応を再確認した
    ○問題用紙
    ○回答

 ~研修を終えて(研修後アンケート抜粋)~

  ・事例に基づいて具体的な対応や報告の方法を再確認でき、実践で活かしていけそうだ。
  ・感染を広げてしまうことのないよう、早めの対策を心掛けたい。
  ・日頃からマニュアルを意識し、事象が起こった時に適切な対応がとれるようにしたい。
  ・自身の健康管理は感染を拡大しないためにも判断を誤らず行っていく。

 

第2回 嘔吐時の対応と標準予防策について


 ~目的~

    ①嘔吐時の対応(吐物の初期処理)
      『施設内の嘔吐物の処理』をマニュアルに基づき、
      各自適切な対応ができる
    ②標準予防策(手洗い・マスク)
      『標準予防策(スタンダード・プリコーション)』のうち
      手洗い・マスクの着脱がマニュアルに基づき正しく実施できる

 ~開催日時・場所・参加者数

グループ名 開催日時 開催場所 参加者数
特養のんびり 令和1年10月30日
14:30~
会議室 15名
特養なごみゆったり 令和1年10月31日
9:30~
家族室 15名
特養ほのぼのゆうゆう 令和1年10月29日
9:30~
家族室 13名
デイサービス 令和1年10月29日
17:00~
デイホール 21名

 ~研修内容~

  感染症対策マニュアル抜粋(吐物処理)、マスクの装着・手洗いのポイントの資料を配布し
  対策の再認識を行う  

 

 ~研修を終えて(研修後アンケート抜粋)~

  ・嘔吐があった時、手際よく間違うことなく落ち着いて対応したい。
  ・手洗いとマスクの着用方法がおざなりになりがちなので、気を付けるように心がけたい。
  ・在宅では、本人への対応に気が向き、介護者の媒介による感染拡大が生じることもあり、
   今回学んだ「協力の依頼」「媒介防止」などを意識していきたい。
  

 

 

Hさんの声

  私は今、デイサービスの介護福祉士として勤務しています。通算すれば約10年の勤務になりますが、この間に出産や離職の 期間があります。
 長く勤められている理由は、職場でのチームワークはもちろん、私がうまくいかないときに、すぐサポートしてくれる同僚に恵まれていたからだと思います。
 介護の仕事は未経験で入職しましたが、上司や先輩、同僚からの指導もあり、介護福祉士の資格を取得することができました。
 途中、家庭の事情でこちらの法人を退職し他法人の介護施設に勤めたことがありました。他の施設に勤めるのは初めてでしたが、これまでの経験と少しの自信を持ち新しい職場へと行きました。基本、介護の仕事をすることに変わりはなかったのですが、新しい職場に慣れていく中で、私の介護に対する考えや、理想と現実が違う事、「しうんじ」との違いにいろいろ悩むようになりました。
 そこで、この思いを今の上司に相談したところ、施設長と面談する機会を設けていただき、話を聞いていただきました。私の事情や思いを親身に聞いていただき、またこちらの法人でお世話になることができ、今に至ります。
 毎日、子育てと仕事の両立は大変ですが、笑顔で介護の仕事ができること、本当に幸せに思います。

Gさんの声

 訪問介護事業所に異動になって2年目になります。
 以前はデイサービスで1年、特養ホームで17年勤務し夜勤も行っていました。今は夜勤もなく、勤務時間は8:30~17:30と身体的に負担なく仕事ができます。
 訪問介護事業所の職員の人数は少ないですが、小さい子どもをかかえている職員は、子の体調不良のときや行事のときは気を遣うことなく休みがとれ、とても働きやすい職場です。
 訪問介護事業所に異動になったときは、自分に務まるのか心配でしたが、上司や同僚が色々と助言や サポートをしてくれ、安心して勤めることができます。

 

 

 

 

 

 

 ご利用者様やご家族の自宅で過ごしたいという思いを大切にし、その人らしく安心して 生活できるように、また、ご利用者様やご家族の支えとなれるように、上司や先輩方から 教わった知識と助言を守りつつ、今後もより良いサービス提供ができるように心がけていきたいと思っています。

Eさんの声

 私は大学を卒業後、この紫雲寺加治川福祉会に就職しました。
 最初は、特別養護老人ホームで介護福祉士として3年程勤務をし、その後、社会福祉士として地域包括支援センターで3年勤務しました。
 現在は、再び介護福祉士としてデイサービスセンターで勤務しています。 3か所の事業所で勤務をしてきましたが、介護福祉士と社会福祉士では、仕事の内容が大きく違います。また、 同じ介護福祉士でも、特養ホームとデイサービスでは、サービス内容も変わってきます。そのため、「やっと慣れてきた のに…」と正直、不安で戸惑ったところもありました。
 それでも、仕事を続けてこられたのは、上司、先輩、同僚の フォローがあったからです。もちろん、最初はマンツーマンで仕事内容の指導をしてもらえますし、定期的に面談 をしたり、話す機会があり、わからないことや困っていることの相談にものってもらえました。
 自分が不安に感じていることや困っていること、自分の考えを話しやすい職場であることが、この法人で働いていて一番いいなと感じることです。
 そのおかげで、仕事が続けられ、それぞれの事業所で様々な経験をさせて もらい、自分自身のスキルアップにもつながりました。 これからも、チームの一員として、ご利用者様に安心してサービスを利用していただけるよう努めていきたいと 思います。

加治川小学校4年生 認知症サポーター養成講座

 令和元年12月4日(水) 9:30~10:15 に、加治川小学校4年生を対象として『認知症サポーター養成講座』を開催いたしました。
 新発田北地域包括支援センターとして、小学生を対象にした『認知症サポーター養成講座』は4度目になりました。
 認知症サポーター養成講座の内容は、前回藤塚小学校で行った講座と同様、分かりやすく楽しく理解できるように工夫をした講義と寸劇を行いました。


参加した小学生から
・「認知症は治らないの?」
・「認知症はいろんなタイプがあるの?」
・「毎年、何人くらい認知症になるの?」
・「若い人も認知症になるの?」
等の講義内容に沿った質問があり、一つ一つ回答しました。

 熱心に講義を聞いてメモを取ったり、質問したりする様子を見て、いろいろなことを感じ取り、学習していただけたと感じました。

 今回で、私たち新発田北地域包括支援センターが担当している紫雲寺地区・加治川地区のすべての小学校で認知症サポーター養成講座を開催させていただきましたが、これからも多くの小学生の皆さんが認知症について学べる機会を作っていきたいと考えています。

Fさんの声

 私は特養ホームの介護福祉士として勤務し、今年で3年目になります。  
 大学を卒業し初めて働く職場だったため、仕事はちゃんとできるのか、職員やご利用者様と馴染めるのか 不安でいっぱいでしたが、職員やご利用者様が温かく迎えて下さりました。
 先輩の職員には分からないところも質問しやすく、丁寧に教えてもらうことができます。慣れない仕事で戸惑っていると カバーしてもらえ、とても助けられました。優しくとても頼れる先輩ばかりです。
 今は自分もチームの一員としてみんなで声を掛け合いながら協力して働いています。
 また、今年度からは後輩もでき、今度は教える立場になりました。自分がしてもらったように後輩にも教えられる よう、毎日一生懸命頑張っています。



 また、当法人にはたくさんの委員会があります。私は、『感染対策委員会』に所属し、感染症や食中毒の予防・蔓延防止に関する研修の開催や感染情報のチェック、記録等を行っています。介護職員として看護職員との連携やご利用者様の状態把握は常日頃から行っていましたが、委員になってからは、より一層ご利用者様の健康状態に関心をもちながら日々の仕事にあたることの大切さを学び、これからも活動していきます。

市民向けフォーラムを開催いたしました

令和1年11月16日(土) 14:00~15:30 健康プラザしうんじ 多目的ホールにて、市民フォーラムを開催しました。紫雲寺地区の住民の方48名と医療介護関係者10名の参加がありました。
 地域の方が、住み慣れた自宅で最期まで過ごすために、医療機関や介護事業所がどのように関わっていくのか、参加者にわかりやすく伝えるため、新発田北地域包括支援センターや法人の職員もメンバーとして参画している北圏域多職種連携の会が、何度も何度も話し合いを重ね開催に至りました。

 当日は、平塚ファミリークリニックの平塚雅英院長から、自分自身がどのように過ごしていくのかを家族や介護・医療機関関係者と元気なうちから何度も話し合う「人生会議」についてお話いただきました。

 その後の寸劇では、笑いあり涙ありの内容で、寝たきりになっても認知症になっても住み慣れた自宅で最期まで過ごす方法を紹介しました。
 寸劇の最後には、平塚雅英医師のサックス演奏で会場全員が「川の流れのように」を熱唱し華やかに終えることができました。

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劇1

退院時カンファレンス

退院時カンファレンス

退院時カンファレンス

劇2

 本人の意思表示

 本人の意思表示

 本人の意思表示

劇3

 主治医が往診

 主治医が往診

 主治医が往診

劇4

 歯科医師も自宅に

 歯科医師も自宅に

 歯科医師も自宅に

合唱

 合唱

 合唱

 合唱

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 参加した方からは、「施設を希望していたけど、自宅ですごせるなら自宅で最期を迎えたい」「家にいたい気持ちはあるが、面倒をみる家族に迷惑はかけたくない。これからどうするか話し合っていきたい」という意見をいただきました。

 1度のフォーラムではなかなか伝えきれない内容であることや、今回参加できなかった方が参加できるように、次回開催に向け動き出します。

 ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
 また、開催にあたりご協力いただいた関係者の皆さまに感謝申し上げます。

ぶどう狩り

令和元年9月27日(金)特養なごみ・ゆったりグループで吉田誠樹園さんにぶどう狩りに行ってきました。

当日は天候にも恵まれ、吉田誠樹園さんまでの道のりは暖かい日差しの中快適なドライブとなりました。

現地では、皆様数種類のぶどうを「甘いね」「おいしいね」と笑顔で召し上がっていました。

【定期】吸引・経管栄養に関する研修

 特別養護老人ホームでは介護職員による医療行為(たんの吸引)ができる体制を整えています。

 定期的な実施体制の評価・検証を目的に、事故防止委員会が「吸引・経管栄養に関する研修」を開催しました。

前年度同研修

開催日

グループ名 研修日時 参加者
特養のんびり 令和1年8月28日14:30~15:00 5名
特養なごみゆったり 令和1年8月29日14:30~15:00 8名
特養ほのぼのゆうゆう 令和1年8月27日9:30~10:00 7名
特養いきいき 令和1年8月26日15:30~16:00 4名
24名

研修目的

特定医療行為が安全に実施できているかを再確認する

研修内容

  1. 吸引と経管栄養実施に関する問題を個人ワークし、その後、委員会が解答説明
  2. 吸引器使用時の点検について説明
    ○吸引圧が弱い場合の対処法
    ○吸引瓶の確認について

    研修を終えて 

    研修参加者の感想(抜粋)

    • 吸引圧が上がらない時の対処法が分かってよかった
    • 問題を解いてみて、手順を思い出すことで観察するところや注意しなければいけないところを再確認できた。
    • 胃ろうの利用者がほとんどおらず、吸引を行う機会も少ない為、マニュアルを再確認できてよかった。

    委員会の講評

    • 再確認できてよかった、との意見が多くあったことから、定期的な評価・検証を今後も実施していく。