男性介護者の集い報告 

男性介護者サロンTOP 今年6月の北地域ケア圏域会議で意見として出されていた「男性介護者の集い」を 平成26年12月2日(火)に、さくら苑で開催いたしました。  紫雲寺・加治川地区の男性の介護者の方、及び、民生委員さんの計19名に参加をしていただきました。  盛況のうちに終了でき、参加者の皆様、関係各位の皆様、また、開催にあたってご尽力いただいたすべての皆様に感謝と御礼を申し上げます。ありがとうございました。

開催準備

紫雲寺・加治川地区から世話人として2名にお願いし、協力をいただき、新発田市社会福祉協議会との共催として準備を行いました。

内容

4~5人ずつの小グループに分かれ、日頃、介護をしていて感じること、思いなどをお話しいただきました。

男性介護者グループワーク1男性介護者グループワーク2

お話しあれこれ

○認知症の介護について

● 両親の介護を行っていた。二人同時に見ることは大変であった。特に認知症の母がデイサービスに行く日に具合が悪くなったり、来る職員によって行きたがる時と行きたがらない時があった。

● 仕事をしていたため大変だった。デイサービスには行きたがらないし、将来に不安を感じていた。 ● 同じことを繰り返し言うことにストレスを感じる。 ● 仕事から帰ると「物がなくなった」と言われた。 ● 親を介護していたとき、同じことを何度も繰り返し話をしていたこと、また、夜は一緒の部屋で寝るようにしていたが、寝不足となりストレスが増強し、時には手を上げてしまったり、怒り声をあげてしまったことがあった。 ● 使用済みのオムツを押入れに隠してしまっていたことがあり、大変だった。

○ 金銭面等

● 妻と母を介護。ショートを利用したくてもお金がかかる。年金ではまかなえない。 ● 年金ギリギリの生活をしていたため、お金の面でも大変だった。

○ その他

● 妻を介護している。着替えの仕方がわからず、また、服がどこにしまってあるのかもわからない。 ● 妻を残し、ゲートボールに安心して行けない。 ● 施設入所したくても入所するまでの待機期間が長いことや、施設入所した後も料金がかかるときいている。 ● 自分自身も高齢なのでいつ、どうなるかわからないので不安である。 ● 介護(ヘルパー3級)を習ったが、なかなかその通りにいかない。 ● サービスを利用したら、周囲から何か言われると思った。 ● 仕事に行くと、家で一人になるので心配。 ● 母親の介護をしていたとき、日常的に介護をしている妻と、久しぶりに様子を見ににくる兄弟との意見の食い違いが生じてしまった。板挟みのようになってしまい、どうすればいいかわからなくなった。 ● 外出先で女性のトイレに入ることに抵抗がある。 ● 下の世話をすることは難儀である。

開会後の参加者の声

○ 男同士がお互いざっくばらんに話しをできる場が持ててよかった。 ○ 介護の愚痴を人に話をしたら、すっきりした。 ○ 女性の介護者の介護の方法など、参考になると思うので話を聞きたい。 ○ また是非参加したい。

などなど

今後に期待すること

○ 今後も、ざっくばらんに話をできる場を持ってほしい ○ 介護の方法を学ぶ場を提供してほしい

決まった事

新発田市社会福祉協議会「いきいきサロン」制度を活用し、「男性介護者の集い」を継続する。 継続するにあたり、平成27年度春より、年4回開催に向けて、検討していくことになりました。