研修委員会が平成28年度 第一回施設内研修として『看取り研修①』を開催いたしました。
開催日
平成28年 5月18日(水) 16:00~17:30
健康プラザしうんじ 多目的ホール
参加者:41名
研修目的
①事例を通じて、多職種が連携することのメリットを学ぶことが出来る
②ターミナルケアの質の向上に向けて、具体的な方法を検討することが出来る
研修内容
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- 看取り事例の報告
~家族・本人の想いに寄り添って~ 発表者:本間 介護福祉士
- グループワークによる意見交換
- 看取り事例の報告
事例を基に意見交換を行い、参考にしたい取組についてグループで考える
グループワークの一例を紹介いたします。
i.「良いな」「参考になる」と感じた取り組みを書き出そう
・コミュニケーションは難しいながらも、本人の性格などを考慮してケアができたこと
・娘様の面会について「感染対策中だから」とあきらめなかったこと
・本人だけでなく、家族全員の意向を尊重しようとしたこと
・「食べたい」という本人の思いを叶えるため、全職種で検討できたこと
ⅱ.自分達のグループで参考にしたい取り組みを選ぼう
・本人らしい最期を迎えるために、各職種が協力できた
ⅲ.自分達のグループで取り組む際に必要な事や物事を考えよう
・他職種が連携、協力すること。価値観を統一すること
・本人の性格や好み、生活暦を把握すること
・最期だけではなく、入所されてからの日々が大切である
・家族やケアする人が本人のことを良く知ること
・家族からの情報収集(終末期への意向)
・本人に合わせた環境の整備 ・職員の勇気と熱意
研修を終えて
グループワークの中で一番記憶に残っていること(抜粋)
- 一人一人の様々な意見や考え、熱い思いが伝わった
- 本人、家族の思いに寄り添うためにそえぞれの職種で何が必要かを考えさせられたこと
- 本人や家族の思いを叶えるケアができ、家族に「良かった」と言ってもらえたこと
- 日々の状態変化に気づくことと情報共有が必要だと思った。また、職員同士の信頼関係も必要なのだと感じた
- 様々な職種の日々の働きがあり、悔いの残らないターミナルケアになると実感した