第1回虐待防止・身体拘束適正化委員会主催施設内研修において、「虐待防止・身体拘束適正化のための指針」周知を実施したところ、日々の業務の振り返りの大切さについての意見が多く聞かれました。
それを受け、委員会では、昨年度研修を行った「スピーチロック」について、その後の日々のケアでどう活かされたのか振り返りを行うとともに、「スピーチロック」の再認識をするための研修を各グループ毎に開催いたしました。
実施日
グループ | 開催日時 | 開催場所 | 参加人数 |
デイサービス | 平成31年2月18日(月) 17:00~17:15 | デイホール | 25名 |
特養 ほのぼの | 平成31年2月25日(月) 10:30~10:50 | 家族室 | 6名 |
特養 なごみ | 平成31年1月31日(木) 10:35~10:50 | 家族室 | 12名 |
特養 のんびり | 平成31年2月27日(月) 14:30~15:00 | 家族室 | 7名 |
特養 いきいき |
平成31年2月25日(月) |
介護士室 | 7名 |
計 |
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57名 |
研修目的
「スピーチロック」が身体拘束につながることを再確認し、普段の言葉掛けを振り返り、利用者の尊厳を守りながら行動を抑制しない言葉掛けができるようになること。
研修内容
事前に、日々の業務内でスピーチロックにつながる言葉掛けが行われているか、またその原因と対策についてを記述するアンケートを配布し、委員会でまとめた結果を基に、各グループ会議の場を借りて、アンケートの結果を伝え、「スピーチロック」が身体拘束につながることを再確認する。
~スピーチロックにつながる言葉と原因、対策について 抜粋~
(1)スピーチロックにつながる言葉
・ちょっと待っててね
・ここに居て下さい
・動かないで下さい
・座ってて下さい
・危ないからここにいて
・どこいくの
(2)原因と対策
《原因》
利用者の見守りの際、その場を離れられないという思いと、
事故などを起こしたくないという思いから
《対策》
・利用者理解と優先順位(生理的欲求に対しては優先度が高い)を理解し、
その場を離れて良いかどうかの適切な判断をできるようにする。
又は、予測できるようにする
・どの時間帯に職員が少なく、利用者が多くいる状況があるのか、また、
スピーチロックが多く聞かれる場面があるのかを分析し、見守り体制が適切かを検討する
・納得いただいてできるだけご理解いただける理由を説明し、待っていただいたことの
感謝を伝える