令和2年度 第1回 感染症に関する研修会

 私たちは、日ごろから感染症の予防(職員が感染症の媒介者とならない・職員が罹らない)に取り組んでいます。新たな新型コロナウイルス感染症の予防のため 今回は、感染症の蔓延防止に必須となる “ガウンテクニック(ガウン・手袋・ゴーグルの着け外し)” の研修を実施しました。

実施日時・場所・参加者

グループ名 開催日時 開催場所 参加者数
特養いきいき 令和2年6月26日9:30~10:00 ゆうゆうホール 6名
特養のんびり 令和2年6月25日19:00~19:30 会議室 7名
特養なごみゆったり 令和2年6月30日9:30~10:00 ゆうゆうホール 9名
特養ほのぼのゆうゆう 令和2年6月25日9:30~10:00 ゆうゆうホール 9名
デイサービス 令和2年6月25日17:00~17:30 デイサービスホール 10名

研修目的・内容

「タイムリーな感染症の対応と確実なガウンテクニックの重要性」を掲げ、
ガウンテクニックの課題共有や実践による研修を行いました。

研修を終えて

・今まで“ガウンを着る”ことが目的になっていたことに気づいた。
・確実なガウンテクニックは「感染症対応の第一線で勤める者の責任や役割」であることに気づけた。
・ガウンテクニックの所々で手指衛生を行うことの意味がわかった。徹底することが重要であり、日ごろのケアの中で実践していきたい。

平成31年度 第2回 事故防止委員会施設内研修

事故防止委員会が施設内研修を行いました。

実施日時・場所・参加者

グループ名 開催日時 開催場所 参加者数
特養いきいき 令和1年12月20日14:30~15:00 面談室3 2名
特養のんびり 令和1年12月25日14:30~15:00 会議室 8名
特養なごみゆったり 令和1年12月26日9:30~10:00 面談室3 10名
特養ほのぼのゆうゆう 令和1年12月24日9:30~10:00 家族室 8名
デイサービス 令和1年12月16日17:00~17:30 デイサービスホール 12名

 

研修目的

職員一人ひとりがマニュアルに沿って確実に対応ができるよう
与薬マニュアル・配膳マニュアルについて理解する

研修内容

与薬・配膳マニュアルから方法、手順に関するテスト問題
②解答説明
③質疑応答

研修を終えて(感想抜粋)

  • 普段の仕事の内容について再確認するいい機会になった。
  • 配膳時に蓋を取る目的が分かった。その後は目的に沿った行動できるようになっている。
  • 事前に各マニュアルを配布し、研修したことでより理解できてよかったと思われる。
  • 与薬や配膳はご利用者にとって大事なことなので今後も定期的に研修会を計画してほしい。

 

 

 

平成31年度 看取りケア研修

看取りケア委員会が施設内研修を行いました。

実施日時・場所・参加者

・実施日時:令和1年12月12日 19:00~20:15
・実施場所:法人内 会議室
・参加者 :25人

研修目的

 夜勤時、利用者の体調に急変があった場合、各グループの介護職員が協力し、併せて、
看護職員、医師との連携を図りながら対応することが求められる「医療等に関する確認書」
に基づき急変時、蘇生処置ができる

 

研修内容

 ①ロールプレイ
     夜勤時に呼吸停止があった場合を想定し、グループ毎に役割を決めて
     ロールプレイを行う
 ②グループワーク
     

研修を終えて

 1.グループワークより抜粋
  ・慌てずに行動がとれるようAEDや個別ファイル、マニュアルの場所を確認することが重要である。
  ・夜勤勤務に就く前に心肺蘇生研修を行い実際にそういった場面に遭遇しても落ち着いて対応できる
  ようにしたい

 

 

 

平成31年度 第1回褥瘡対策委員会 施設内研修

褥瘡対策委員会が外部講師をお招きし、施設内研修を行いました。

実施日時・場所・参加者

・実施日時:令和1年11月13日 17:00~18:00
・実施場所:法人内 会議室
・参加者 :36名

研修目的

①IAD(失禁関連皮膚炎)の予防方法を学ぶ
②正しい陰部洗浄ができる

研修内容

①講義・実技指導(50分)
  講義:治すより予防! 要介護高齢者のスキンケア
      1.リスクを知る
      2.おむつ装着部位のスキンケア
      3.陰部洗浄のすすめ
  講師:ユニ・チャーム株式会社 石月由美子様


②質疑応答   (5分)
③アンケート  (5分)

研修を終えて(感想抜粋)

・実践練習ができたのでわかりやすかった。
・皮膚トラブルのない支援のためにも知り得た事を実行する。
・皮膚状態の観察の視点やケア方法など詳しい話が聞けて良かった。
・実際に模型を用いたことでわかりやすかった。

平成31年度 感染症に関する研修会(第1回、第2回)

感染症対策委員会が感染症に関する研修会を行いました。

第1回 感染症発生時の対応について

 ~目的~

    ①利用者感染症対策マニュアルの実践
      利用者感染症対策マニュアルに基づき、利用者が感染症発生時に迅速で適切な
      対応ができるよう研修を通し知識を身につける
    ②感染症に伴う勤務可能日マニュアルの実践
      感染症に伴う勤務可能日マニュアルに基づき、感染症発生時に各自適切な
      判断と対応ができる

 ~開催日時・場所・参加者数~

グループ名 開催日時 開催場所 参加者数
特養いきいき 令和1年6月18日
14:30~15:00
面談室3 9名
特養のんびり

令和1年6月26日
14:30~15:00

会議室 11名
特養なごみゆったり 令和1年6月27日
9:30~10:00
面談室3 11名
特養ほのぼのゆうゆう 令和1年6月26日
9:30~10:00
家族室 12名
デイサービス 令和1年6月25日
17:00~17:30
デイホール 22名

 ~研修内容~

  ・感染症対策委員が目的に沿った問題を作成し、研修時参加者に配布
  ・参加者各自が回答を記入後、グループで意見交換を行い、研修委員会の示した回答と照会し
   感染症発生時の対応を再確認した
    ○問題用紙
    ○回答

 ~研修を終えて(研修後アンケート抜粋)~

  ・事例に基づいて具体的な対応や報告の方法を再確認でき、実践で活かしていけそうだ。
  ・感染を広げてしまうことのないよう、早めの対策を心掛けたい。
  ・日頃からマニュアルを意識し、事象が起こった時に適切な対応がとれるようにしたい。
  ・自身の健康管理は感染を拡大しないためにも判断を誤らず行っていく。

 

第2回 嘔吐時の対応と標準予防策について


 ~目的~

    ①嘔吐時の対応(吐物の初期処理)
      『施設内の嘔吐物の処理』をマニュアルに基づき、
      各自適切な対応ができる
    ②標準予防策(手洗い・マスク)
      『標準予防策(スタンダード・プリコーション)』のうち
      手洗い・マスクの着脱がマニュアルに基づき正しく実施できる

 ~開催日時・場所・参加者数

グループ名 開催日時 開催場所 参加者数
特養のんびり 令和1年10月30日
14:30~
会議室 15名
特養なごみゆったり 令和1年10月31日
9:30~
家族室 15名
特養ほのぼのゆうゆう 令和1年10月29日
9:30~
家族室 13名
デイサービス 令和1年10月29日
17:00~
デイホール 21名

 ~研修内容~

  感染症対策マニュアル抜粋(吐物処理)、マスクの装着・手洗いのポイントの資料を配布し
  対策の再認識を行う  

 

 ~研修を終えて(研修後アンケート抜粋)~

  ・嘔吐があった時、手際よく間違うことなく落ち着いて対応したい。
  ・手洗いとマスクの着用方法がおざなりになりがちなので、気を付けるように心がけたい。
  ・在宅では、本人への対応に気が向き、介護者の媒介による感染拡大が生じることもあり、
   今回学んだ「協力の依頼」「媒介防止」などを意識していきたい。
  

 

 

【定期】吸引・経管栄養に関する研修

 特別養護老人ホームでは介護職員による医療行為(たんの吸引)ができる体制を整えています。

 定期的な実施体制の評価・検証を目的に、事故防止委員会が「吸引・経管栄養に関する研修」を開催しました。

前年度同研修

開催日

グループ名 研修日時 参加者
特養のんびり 令和1年8月28日14:30~15:00 5名
特養なごみゆったり 令和1年8月29日14:30~15:00 8名
特養ほのぼのゆうゆう 令和1年8月27日9:30~10:00 7名
特養いきいき 令和1年8月26日15:30~16:00 4名
24名

研修目的

特定医療行為が安全に実施できているかを再確認する

研修内容

  1. 吸引と経管栄養実施に関する問題を個人ワークし、その後、委員会が解答説明
  2. 吸引器使用時の点検について説明
    ○吸引圧が弱い場合の対処法
    ○吸引瓶の確認について

    研修を終えて 

    研修参加者の感想(抜粋)

    • 吸引圧が上がらない時の対処法が分かってよかった
    • 問題を解いてみて、手順を思い出すことで観察するところや注意しなければいけないところを再確認できた。
    • 胃ろうの利用者がほとんどおらず、吸引を行う機会も少ない為、マニュアルを再確認できてよかった。

    委員会の講評

    • 再確認できてよかった、との意見が多くあったことから、定期的な評価・検証を今後も実施していく。

    平成30年度第2回虐待防止・身体拘束適正化委員会主催施設内研修 ~スピーチロック~

    第1回虐待防止・身体拘束適正化委員会主催施設内研修において、「虐待防止・身体拘束適正化のための指針」周知を実施したところ、日々の業務の振り返りの大切さについての意見が多く聞かれました。
    それを受け、委員会では、昨年度研修を行った「スピーチロック」について、その後の日々のケアでどう活かされたのか振り返りを行うとともに、「スピーチロック」の再認識をするための研修を各グループ毎に開催いたしました。

    実施日

    グループ 開催日時 開催場所 参加人数
    デイサービス 平成31年2月18日(月) 17:00~17:15 デイホール 25名
    特養 ほのぼの 平成31年2月25日(月) 10:30~10:50 家族室 6名
    特養 なごみ 平成31年1月31日(木) 10:35~10:50 家族室 12名
    特養 のんびり 平成31年2月27日(月) 14:30~15:00 家族室 7名
    特養 いきいき

    平成31年2月25日(月)
          ~3月8日(金)

    介護士室 7名

     

    57名

    研修目的

    「スピーチロック」が身体拘束につながることを再確認し、普段の言葉掛けを振り返り、利用者の尊厳を守りながら行動を抑制しない言葉掛けができるようになること。

    研修内容

    事前に、日々の業務内でスピーチロックにつながる言葉掛けが行われているか、またその原因と対策についてを記述するアンケートを配布し、委員会でまとめた結果を基に、各グループ会議の場を借りて、アンケートの結果を伝え、「スピーチロック」が身体拘束につながることを再確認する。

     

    ~スピーチロックにつながる言葉と原因、対策について 抜粋~
    (1)スピーチロックにつながる言葉
     ・ちょっと待っててね
     ・ここに居て下さい
     ・動かないで下さい
     ・座ってて下さい
     ・危ないからここにいて
     ・どこいくの
    (2)原因と対策
     《原因》
       利用者の見守りの際、その場を離れられないという思いと、
       事故などを起こしたくないという思いから
     《対策》
       ・利用者理解と優先順位(生理的欲求に対しては優先度が高い)を理解し、
        その場を離れて良いかどうかの適切な判断をできるようにする。
        又は、予測できるようにする
       ・どの時間帯に職員が少なく、利用者が多くいる状況があるのか、また、
        スピーチロックが多く聞かれる場面があるのかを分析し、見守り体制が適切かを検討する
       ・納得いただいてできるだけご理解いただける理由を説明し、待っていただいたことの
        感謝を伝える

    平成30年度第1回虐待防止・身体拘束適正化委員会主催施設内研修

     当法人では、「虐待防止・身体拘束適正化のための指針」に基づき、職員一人ひとりが虐待や身体拘束から受けるご利用者の身体的・精神的弊害を理解し、虐待や身体拘束をしないケアの実施に努めています。

     このたび、国の通達に基づいて「身体拘束廃止に関する指針」の内容を変更・追加して「虐待防止・身体拘束適正化のための指針」に改定し、この指針の周知を目的に施設内研修を行いました。

    実施日

    グループ名 研修日時 参加者
    デイサービス 平成30年10月31日18:00~18:15 26名
    特養 ほのぼのゆうゆう 平成30年11月8日10:30~10:50 11名
    特養 なごみゆったり 平成30年11月29日9:30~10:00 14名
    特養 のんびり 平成30年12月1日~12月10日 12名
    特養 いきいき 平成30年12月15日~12月18日 8名
    特養 医務 平成30年12月20日~平成31年1月8日 7名
    78名

    研修内容

    虐待防止委員が指針を説明した

    研修を終えて

     身体拘束廃止に虐待防止の内容が加えられた指針に変更された内容をもとに、日頃のケアを振り返った。「虐待につながる行為」につながるとの意識がなくても、関わりの内容によっては虐待や身体拘束に繋がる可能性があることに気付くことができた。
     日頃のケアを振り返り日々の行動を改めることでケアの質の向上に繋がることを学んだ。

     

     

     

    平成30年度 吸引・経管栄養に関する研修

     特別養護老人ホームでは介護職員による医療行為(たんの吸引)ができる体制を整えています。

     定期的な実施体制の評価・検証を目的に、吸引に関する安全対策委員会が「吸引・経管栄養に関する施設内研修」を開催しました。

    開催日

    グループ名 研修日時 参加者
    ほのぼのゆうゆう 平成30年9月25日9:30~10:00 8名
    いきいき 平成30年9月25日14:30~15:00 4名
    のんびり 平成30年9月26日14:30~15:00 4名
    なごみゆったり 平成30年9月27日9:30~10:00 7名
    23名

    研修目的

    特定医療行為が安全に実地できているかを再確認する

    研修内容

    1. 吸引と経管栄養実地に関する問題を個人ワークし、その後、委員会が解答説明
    2. 胃ろうチューブ(輸液セット)の洗浄方法と吸引器の簡単な構造説明

    内容の一部抜粋

    〈吸引に関する問題〉

    • 吸引を開始する際の「吸引圧」はどれくらいでしょうか?
                                        20KPa
    • 1回の吸引時間はどれくらいでしょうか?
                                        10~15秒

    〈経管栄養に関する問題〉

    • さ湯を注入後の観察事項について下記の(  )内に記入してください
               気分不快感  腹部膨満感  ( 嘔気・嘔吐 )  腹痛
               ( 呼吸困難 )

     

    研修を終えて 

    研修参加者の感想(抜粋)

    • 吸引・経管栄養についての注意事項を再確認できた。
    • 時間が経つと忘れてしまいがちになるので繰り返し確認することが大事だと思った。

    委員会の講評

    • 吸引や経管栄養の手段や手技は、上記のとおりの職員の感想もあり、定期的な評価・検証を今後も実施していく。

     

     

     

     

    看取りケア研修会

     看取りケア委員会では、入所から退所までその人らしい生活支援ができるよう定期的に研修を実施しています。今回の研修会のテーマ選定にあたり、職員が日ごろ悩んでいる“食事の提供(摂取)”について取り上げました。
     人は日常生活の中で死期に近づくと心身の状態変化に伴い食事量の変化がありますが、介助する職員の思いとしては「少しでも口から食べてもらって元気に過ごしてもらいたい」「でも、食べること自体が利用者にとって苦痛になっているのでは」という相反する思いでご利用者と向き合っていることが分かりました。
     このような職員の悩みが解消され、安心してご利用者への支援ができることを目的に『状態変化時の利用者への食事提供』をテーマに研修会を開催しました。なお、ご利用者へのサービスにあたっては、各職種間の協働・連携が大切であり、特養ホームに勤務する全職種(生活相談員、ケアマネジャー、看護職員、介護職員、機能訓練指導員、管理栄養士)を対象に研修会を行いました。

    実施日

    平成30年9月19日(水) 16:15~18:00
    会議室
    参加者:32名

    研修目的

    状態変化に合わせた食事提供ができる
    (状態変化時に食事介助する際の職員の悩みを少しでも解消できる)

    研修内容

    1. 個人ワーク(示された事例からご利用者の生活歴や身体状態を読み解き対応策を考える)
    2. グループ内での意見交換
    3. グループ意見の発表
    4. まとめ

    グループからの意見(一例)

     〈事例のご利用者に対し、食事摂取の改善のために考えられること〉

    • ご本人やご家族に好きなもの、食べたいものを聴き取る
    • 食事が進まなくなってきたときには、ご利用者が好きなものを準備したり、提供時間や形態を変える等の工夫をチームで考え、支援してみる
    • なぜ食べれなくなっているのか(嚥下能力の低下、身体機能の変化等)の原因を探ってみる
    • サービス担当者会議を開催し、以後のケアの方向性を明確にする

     

    看取りケア研修会のまとめ(抜粋)

    • ご利用者の状態変化時、思いつきや決めつけでケアの方向性を決め支援しても課題解決はできない
      ご利用者の心身の状態を各専門職の立場でアセスメントし、サービス担当者会議で情報を共有しあい、多職種連携でご利用者にあったケア方針を決定することが大切である
    • 医師を含むケアチームで改善の手立てがないと判断したときは「死期が近づいているから食べる意欲や量が減ってくる」という自然の経過や“無理に食べてもらおうとすることでご利用者の苦痛につながる”ということを理解し、ケアに活かすことが大切である

    研修を終えて

    研修参加者の感想(抜粋)

    • 多職種間で利用者が食べられない原因を究明・評価し、食事を勧めていきたい。状態変化を見逃さないようにし、無理には勧めない。
    • 多職種連携を意識した解答が多いと思った。たくさんいろいろな考えや提案があることが分かり、実行に移すことを意識することが大切だと思った。
    • 看取りについての考え方や方向性を確認することが出来て良かった。

     

    看取りケア委員会からの講評(抜粋)

    • 研修修了後、体調変化のあるご利用者に対し、多職種で情報共有しあい取り組む様子がみられ、研修で学んだことが活かされてきている。
    • 状態変化時に多職種が連携し、何が原因かを探り、万策尽きるまで手立てを考え、悩みが解消できるチームの土台を作ることができた。