平成30年7月26日『認知症の方とその家族のつどい』開催に向けて、第一回企画会議を行いました。
開催企画エピソード
全国的に認知症と診断される方が増え続けています。新発田市でも「認知症になっても安心して暮らせるまちづくり」の推進に取り組み、私たち新発田北地域包括支援センターとしても、地域に暮らす認知症の方やその家族の方たちの支援のひとつとして『認知症の方とその家族のつどい』を開催したいと企画会議を立ち上げました。
企画にあたっては、主催者のみで考えるのではなく、実際に認知症の方を介護している方、認知症の方々をボランティアとして支援する「認知症支え合いメイト」の方、新発田市社会福祉協議会、北圏域にある医療機関及び介護保険事業所 等に趣旨を説明し、企画メンバーとしての参加を募りました。
その結果、実際に介護をしている方、「認知症支え合いメイト」の方、加治川の里と新発田市社会福祉協議会の職員の方、当法人の特別養護老人ホームの職員が企画メンバーとしてスタートすることになりました。
第一回企画会議
「認知症の方やその家族が気軽に参加できる場所ってどんなところだろう」
をテーマに意見交換を行いました。
私たちだけでは想像もできないアイディアが沢山でました。
- つどいの内容について
- 認知症の父を介護している家族としては、ほかの経験者の話も聞いてみたい
- 認知症の進行予防の内容であれば、当事者も参加意欲が湧くのではないか
- 温泉や足湯などでリラックスできる雰囲気をつくりたい
- 芋煮会のように食事を一緒につくって食べるのはどうか
- 場所について
- 地域のコミュニティーセンターやお寺など、なじみのある場所がよいのではないか
~理由~
役所的な場所だと参加するハードルが高い
昔からのなじみの顔があると安心感があってよい
地域の方が参加しやすければ、認知症について知ってもらうきっかけにもなる
- 地域のコミュニティーセンターやお寺など、なじみのある場所がよいのではないか
- 気を付けたいこと
- 介護をしている家族の方につどいに参加する意味や目的を理解していただくことが必要
- 認知症の自覚がある場合もあるし、認めたくないという気持ちもある。その気持ちを尊重しなければならない
- 地域住民には認知症への偏見の気持ちがあるのではないか
- 認知症の方とその家族が過ごす場所を分けることも良いのではないか。そのほうが家族は気がねなくおしゃべりができる
今後について
企画会議を重ね、第一回目の開催は平成31年3月頃を目指していきたいと考えています。