新発田城址公園へお花見に行ってきました

平成30年4月10日(火) 特養なごみ・ゆったりグループ

 

ご利用者の皆さんが待ち望んだ春。

お花見予定日の2日前には季節外れの雪が降り驚いたものの、

当日は春らしくすっきりとした晴天に恵まれました。

城址公園までの道中は、車窓から加治川の桜並木を楽しみ、

公園内では桜の木の下で焼きたての蒸気パンを召し上がりました。

皆さん「きれいだねぇ」と、とても喜んで下さいました。

 

第2回 多職種連携の会 ~顔の見える会~ 研修会

平成30年3月13日 19:00~21:00 健康プラザしうんじ 多目的ホールにて『第2回 多職種連携の会』を開催いたしました。

私たち北地域包括支援センターは、新発田北圏域の医療・介護の連携促進を目的とした、『顔の見える会』の研修企画委員会に参画しています。
今回『顔の見える会』では、「認知症」をテーマに研修会を開催し、医師・歯科医師・薬剤師・障害者の相談支援事業所・介護保険事業所・市役所職員など47名の方にご参加いただきました。

 

研修内容

  1. ミニ講話
    認知症と口腔の関係について
       講師:河内歯科医院 河内康之 院長







  2. 情報提供
    認知症地域支援推進員の役割と今後について
       新発田北地域包括支援センター ※1認知症地域支援推進員 北澤暁雄
  3. グループワーク
    ①ワーク1 「事例に対して、自分の職種や事業所で、
                  どんな関わりや支援ができますか?」
    ②ワーク2 「ほかの職種や事業所にきいてみたいこと」

 

研修を終えて

 前半の「認知症と口腔の関係について」のミニ講話では、河内先生より 「歯がなく入れ歯も使っていない方は、認知症になるリスクが1.9倍になる」「歯科医院へ外来通院できるうちに歯の治療をしっかり行うという意識を持つことが大切である」といった大変参考になる内容の講話を聞かせていただきました。
 また、北澤認知症地域支援推進員が「認知症地域支援推進員の役割と今後」について情報提供いたしました。
 後半は、事例検討を通じて多職種が意見交換や質疑応答をするグループワークを行いました。
 事例に関しては、「複数の薬局から同じような薬が処方されている場合、薬局へ相談に行ったらどのような対応をしてもらえるか」という質問に対して薬剤師の方から回答いただいたり、通院の交通手段の課題に対し、新発田市の※2生活支援コーディネーターから、住民の助け合いの組織化の説明がされたりしました。
 参加者からは、「普段気になっていたけれど、なかなかきけなかったことをいろんな職種にきくことができて、とても参考になりました」といった感想がきかれました。

 

※1 認知症地域支援推進員
  認知症の人が住み慣れた地域で安心して暮らし続けるためには、認知症の容態の変化に応じすべての期間を通じて必要な医療・介護等が有機的に連携したネットワークを形成し、認知症の人への支援を効果的に行うことが重要です。
このため、市町村ごとに、地域包括支援センター、市町村、認知症疾患医療センター等に認知症地域支援推進員を配置し、認知症疾患医療センターを含む医療機関や介護サービス及び地域の支援機関の間の連携を図るための支援や、認知症の人やその家族を支援する相談業務等を行います。

※2 生活支援コーディネーター
  生活支援コーディネーターは「地域支え合い推進員」とも呼ばれ、住民と協力しながら、自分たちのまちをより良くしていくために、地域の様々な活動をつなげ、組み合わせる調整役になります。 
   住民の生活支援ニーズ(買い物・病院の付き添い、話相手、掃除等)を把握し、そのニーズに対応するために地域社会資源の調査や様々な関係機関・団体と連携して生活を支える体制づくりを行う役割を担っていらっしゃいます。

 

身体拘束廃止委員会主催 施設内研修

~スピーチロックの廃止に向けて、
          何気なく使ってしまう言葉を見直そう~

スピーチロック・・・身体的な拘束をしているわけではないけれども、身体拘束と
             同等の弊害があり、利用者の自由を奪う拘束行為として
          知られています。
          スピーチロックを受けた利用者は、介護者の声掛けによって精神的な
          自由を奪われ、自由な行動が妨げられます。

 

各事業所、各グループを対象に身体拘束廃止委員会が研修を開催いたしました。

実施日及び開催場所

事業所 グループ 開催日時 開催場所 参加人数
特養 なごみ・ゆったり 平成30年1月25日(木)  9:30~10:00 旧ヘルパー室 7人
特養 いきいき 平成30年1月05日(金) 14:00~14:30 旧ヘルパー室 5人
特養 のんびり 平成30年1月25日(木) 14:30~15:00 旧ヘルパー室 7人
特養 ほのぼの・ゆうゆう 平成30年2月02日(金) 9:30~10:00 家族室 7人
デイサービス 平成30年1月12日(金) 17:00~17:30 デイサービスホール 17人

 

研修内容

  1.  個人ワーク
    ワークシートで自分自身を振り返った時に、スピーチロックに該当する言葉掛けや、もしかしてこれもスピーチロックに該当するのかな?という言葉を書き出し、またその言葉をどのように変換したらスピーチロックに該当しないのかも併せて書き出す
  2. グループワーク
    個人ワークで出た言葉、変換の方法についてグループ内で話し合いを行い、どのような言葉がスピーチロックにつながるのか、どう言い換えたら、利用者の自由を奪わないか考える

◇◇研修内容の一部を紹介いたします◇◇
  《スピーチロックにつながる言葉と変換したらよいと思われる言葉》
  ・「ちょっと待っててね」⇒「待ってていただけますか?」
                待てる・待てないの選択ができる。
                待っていただいた後の対応として
               「お待たせして申し訳けありません」等の労いや感謝の言葉を
                伝える。
  ・「座ってて」「ここにいて」⇒「どちらにいかれますか?」等、立ち上がる行為に
                 移した理由(意向)を伺う

 

  《スピーチロックに該当しない言葉に変換するには》 
   「正解」はないが
    ・言い切りや命令的、威圧的な言い方はしない
    ・利用者本人に選択してもらえるような言葉にする

 

研修を終えて

  • 言葉が身体拘束につながる事に初めて気づいた
  • 時間の経過と共に(言葉が)乱れてくることを実感していたのでチーム員で思いを一致させ身体拘束の予防に努め、サービスの質を高めていきたいと思いました
  • 職員間で日頃感じている事を話し合う場は共感でき良いと思う

湖南 安心ハンドブック活用講座

平成30年2月15日 湖南地区の老人クラブから依頼があり、湖南集落開発センターで「安心ハンドブック活用講座」を開催いたしました。
参加者は13名でした。

※安心ハンドブックとは
新発田市社会福祉協議会が作成した冊子です。
◇困った時に相談できる場所が掲載されています。
◇自らの意思を伝えられなくなった時に備えて、自分の重要な情報を書き記すことができます!

 

安心ハンドブックを見ながら、「今生活を送るなかで大切にしていること」「介護が必要となった時にどのような生活を送りたいか」といったことを考えていただきました。
このようなことを考えることは初めてという方がほとんどで「今、まだ考えられないなあ」「ゆくゆくは考えなくてはならないんだろうね」といった感想の声が聴かれました。

 

安心ハンドブックを見て、考えていらっしゃっている皆様のご様子です。

 

紫雲寺小学校3,4年生 認知症サポーター養成講座

平成30年2月14日 14:10~15:15 紫雲寺小学校3,4年生の皆さんを対象に『認知症サポーター養成講座』を開催させていただきました。

 

~認知症サポータ養成講座:講座中~


北地域包括支援センターとして、小学生を対象にした『認知症サポーター養成講座』は、初めての開催でした。
最初の講義に関しては、言葉をわかりやすくしたり、話があまり長くならないように伝わりやすいように工夫を行いました。

 

 

~寸劇:認知症になった桃太郎おじいさん~

 


後半は、「認知症になった桃太郎おじいさん」の寸劇や「桃太郎おじいさんとお話ししてみよう」という体験学習を行いました。楽しみながら、認知症の方との接し方を学んでいただけたようです。

 

~桃太郎おじいさんとお話ししてみよう~

最後は、時間を超過してしまったのですが、生徒の皆さんから
・認知症にはいろんな種類があるのですか?
・急に認知症になる人もいますか?
・同じことを言われたり、聞かれたりしても
 怒ったりしないで、プライドを傷つけない
 ようにお答えすればよいのでしょうか?
といった認知症についての質問があり、関心をもって参加した様子が伺えました。

 

 

 

◆おわりに

認知症サポータ養成講座を開催し、小学生の皆さんに一生懸命聞いて頂いて、私たちもとてもうれしく感じました。
認知症サポーターとなった小学生の皆さんが、今後も、認知症の有無にかかわらず、お年寄りの方々に優しく接していただきたいと願っています。

五葉大学「健康講座」

平成30年1月18日 五葉大学「健康講座」が開催されました。
五葉大学は、市民の生涯学習の一環として紫雲寺公民館が主催している活動です。
講師として、当包括支援センターの保健師に声がかかり、参加しました。

講座では、健康についての講話と『しばたときめき体操』の体験を行いました。

足元の悪い中、47人の方に参加いただきました。
皆様熱心に話を聞き、楽しそうに体操に取り組まれていました。

 

参加した方の感想抜粋

  • 冬の期間で体を動かすことが出来なかったので、大変よかったです。
    ありがとうございました。
  • 健康に関心はありますが、なかなか続かないのが常です。
    しかし、これを機会に少しずつでもやっていきたい!!
  • 参考になりました!体を動かして、いかに自分の体がなまっているか体験してみてわかりました。
  • 硬くなった体が柔らかくなって、とても気持ちが良かったです。ありがとうございました。
  • 久しぶりに体操をして、気持ちが良かったです。またお願いします。
  • 体操して体が楽になりました。体を動かすことは、長生きに繋がり、とても良かったです。ありがとうございました。
  • 自分の集落でも、ときめき週1クラブの開催を考えてみようと思います。

 



     『ときめき週1クラブ』とは

地域住民の健康づくり、介護予防、集いの場を目的に新発田市が取り組んでいる週1回の住民主体の通いの場です。
新発田市が作成した、しばたときめき体操を参加者で行います。

地域毎に開催していますが、関心のある方は 
      新発田北地域包括支援センターへご連絡ください

箱岩ときめき週1クラブ

平成30年1月10日 13:30より箱岩集落開発センターでときめき週1クラブが開催されました。
参加者は 男性3名 女性12名でした。


『箱岩ときめき週1クラブ』として初めての活動でしたが、皆さん楽しそうに体操に取り組まれ、気持ちの良い汗を流していらっしゃいました。

 

DVDをみて講師の先生の指導のもと、楽しそうに取り組まれている様子が伺える一枚です



     『ときめき週1クラブ』とは

地域住民の健康づくり、介護予防、集いの場を目的に新発田市が取り組んでいる週1回の住民主体の通いの場です。
新発田市が作成した、しばたときめき体操を参加者で行います。

地域毎に開催していますが、関心のある方は 
      新発田北地域包括支援センターへご連絡ください

平成29年度第2回感染症に関する研修

感染症対策委員会が「第2回感染症に関する研修」を開催しました。

開催日

平成29年10月18日(水) 16:15~17:30
健康プラザ 多目的ホール
参加者:51名

研修目的

感染に伴う勤務可能日マニュアルに基づいて、感染症を蔓延させないために自身の体調が勤務できる状態か判断でき、速やかに報告ができる

研修内容

  1. 感染症に伴う勤務可能日についての問題を9問出題し個人ワーク
  2. 勤務可能日マニュアルを確認しながらグループワーク
  3. 解答

※その一部を紹介します

研修を終えて

①研修参加者の感想(抜粋)

  • マニュアルを見なければ対応に誤りが出ることが分かった。常にマニュアルの通り対応ができるよう確認しながら行う。
  • 勤務可能日マニュアルを一人一人が理解し行動できるように常にマニュアルに基づいた対応、説明を心がける。
  • 出勤可否判断についてあいまいな部分を再確認できてよかった。
  • 自己管理に気を付け、少しでも気になることは上司に話をし、感染予防に努めたいと思う。
  • これからインフルエンザ等感染症の流行時期なので、体調管理に一層努めることが大切だが、万が一罹患した場合にマニュアルに則り対応するための再確認となった。

②研修主催者の講評・反省(抜粋)

  • 年々マニュアルに触れる機会も増え、答えがスムーズに出るようになったと感じた。
  • グループワークを取り入れることで他人の考えや意見を聴き、議論できた。⇒一人で答えあわせをするより、みんなで行った方が頭に入りやすいと思う。
  • グループワークの際、マニュアルがないとよく分からないという声が上がっていたので、マニュアルを確認することが大事だということを意識づけることが出来たのではないかと感じた。

もちつき会

平成29年12月28日

人生の大先輩であるご利用者が見守る中、年末の最大行事であるもちつきが行われました。

「昔はよっぱら(もちつき)やらされて大変な思い出しかない。だけどやっぱりもちをつかないと1年が終わらないし、新しい年を迎えられない気持ちになるんだよね」と先輩方の言葉もあり、一生懸命につかせてもらいました。

もちをつく様子を見て大勢の方が笑顔になられているのが印象的でした。

皆さんの笑顔につながるようにこれからももちつき会を大事にしていきたいと思いました。

平成29年度 第二回施設内研修「高齢者虐待予防研修」

研修委員会が第二回施設内研修「高齢者虐待予防研修」を開催いたしました。

開催日時

平成29年11月29日(水) 17:00~19:00
健康プラザしうんじ 多目的ホール
参加者 65名

研修目的

  1. 高齢者の虐待についての基礎知識を共有または再確認する。
  2. 日々の業務を振り返り、高齢者虐待を予防するために何ができるのか考える事ができる。

研修内容

      • 講義「施設従事者による高齢者虐待の基礎知識」
                     ~施設従事者による虐待を予防するために~
                                  講師: 鈴木千尋 社会福祉士
      • グループワーク『いつもの仕事を振り返ってみよう』
                    いつもの仕事を振り返り、どんな状態の時に虐待をしてしまうのか
           原因と解決策を考える
        1. もしかして虐待だったかも、と感じる出来事を考え書き出す
        2. グループでiのことを似ているものでまとめ「ありがちな事」を選ぶ
        3. 「ありがちな事」について原因を考え解決策を話し合う


        ☆∵.・∵.・∵. ・∵.☆グループワークの一部を紹介します☆∵.・∵.・∵. ・∵.☆
         i.「もしかしたら虐待だったかも」と感じる出来事

・止められない食事介助
 食事介助のときある程度の量を食べてもらいたくて介助する
 食事の進まない利用者の方に食べてもらおうと繰り返し関わる
 食事量が少なくて本人は「もう食べたくない」と言っているのに
                       食事介助を続けた

・ちょっとまって
 「お待ちいただけますか」といって本人に長時間待たせてしまった
 「ちょっと待って下さい」「ここにいて下さい」相手に
                    選択肢を与えない声掛け
 「ちょっと来て」というご利用者の方の言葉に
        「少しお待ちください」とすぐに駆け付けない

・感情のコントロールができなくなりそう
 利用者から強くつねられ、強い力で振り払う

                         ⅲ.「ありがちな事」についての原因と解決(一例)

        止められない食事介助
         
《内的要因》
           ・知識不足
           ・食事摂取量が毎日「10/10(全量摂取)」と表記されないと心配になる
           ・他職員のときは食べるのに自分の時だけ食べてくれない焦り
           ・止めるタイミングが分からない
           ・食事介助を早く終わらせて次の業務をしなくてはならない
         《外的要因》
           ・下膳の時間を気にしてしまう
           ・プランに沿って介助しなければ…
           ・家族からの要望
           ・「10割食べるのが基本」という職場の雰囲気
           ・一回に摂れる量の把握不足(嗜好の把握)

         《できることや心掛けたいこと》
           ・利用者の方やご家族の意向を踏まえて食事を提供しているが
            利用者の方の様子、変化をキャッチしたとき無理せず中止する
            判断→チームで基準を検討する
           ・なんでも声にだす。一人の不安はチームの課題として方向性を出す

研修を終えて

  • 研修参加者の感想(抜粋)
    • 幅広い虐待があるという事がわかり、参考になった
    • 普段何気なくしている声掛けが実は虐待になっているかも、という危機意識を
      改めて見つめることができた
    • 利用者がされて嫌なことを一度考えてみたい
    • 業務を時間内に終わらせようと焦る気持ちから利用者の声が聞けなくなることがある
    • 一人で抱え込まず、困ったときは他の人に助けを求める、
      ストレスを溜めないようにする
    • 他の人の意見を聞いて、自分でも思い当たる事もあった。エスカレートしていくと虐待につながるかもしれないという事が沢山あると改めて気づいた。今後も心に留めながら仕事をしたいと思った